202112231 台湾との国際交流に努めている千葉県から、高校生同士のオンラインによる交流会開催に伴う通訳派遣の依頼があり、通訳を派遣しました。中正高級中学は台北市立で日本の高等学校にあたります。交流会は中国語又は英語で行い、中国語の通訳は県で対応するので、AIRAからは英語の通訳を派遣することになりました。(No.21-17)

日 時:2021年12月23日(木)17:00~18:10(台湾時間16:00~)
場 所:我孫子東高等学校 図書室
参加学生:東高等学校11名、中正高級中学15名
派遣通訳:猿渡 浩さん

 東高等学校と中正高級中学との交流会は、今回が2度目です。台湾ではコロナ禍で行動制限が行われているので、交流会はオンラインで行いました。
東高等学校の生徒は、この日が2学期の終業式がありましたが学内で待機していました。一方、中正高級中学の生徒は各自の自宅からオンラインで参加しました。
 学校や文化の紹介では、中正高級中学から台湾でのクリスマス(イベント・音楽会・イルミネーション他)、年越し(花蓮県柏南山の初日の出他)、春節=正月(大掃除・福を呼ぶ春聯chun lian等の迎える準備、年寄りの長生きを願って行う大晦日の夜更かし他)などの行事の紹介を、台北等の観光地を取り入れながら紹介されました。説明は中国語で、中国語の通訳が日本語に訳していました。
 東高等学校からは、「つまようじアート」の紹介です。同校の「つまようじアート」は、7年前から毎年制作が行われています。我孫子市制施行50周年記念として製作した作品は、つまようじ12万6840本を使用しています。これらの作品を動画を用い、パワーポイントで日本語と中国語・英語を併記して制作過程等の紹介をしていました。初めて見たつまようじで作る作品に中正高級中学の生徒たちは感動していました。
 Exchange(意見交換)では、台湾の生徒からは中国語や英語での会話があり、英語の会話は猿渡さんが通訳をしました。
 台湾の生徒からの質問は、運動会での借り物競争は? 学校に食堂は? 昼食はどこで誰と食べる? 珍珠奶茶bubble tea(タピオカミルクティー)は好き? 塾に行っている? など。ネットを通しての音声は聞き取り難いところもあり、猿渡さんは通訳に苦労されたことと思います。
 東高等学校の生徒からは、好きなアニメや音楽、終業式の有無などについて聞いていました。
 交流会を通し、東高等学校の生徒たちは、好きなものが共有できた、アニメ文化に興味があり話しやすかった、楽しい など より近く親しみを感じた様でした。
 この様な交流会をとおして、お互いの文化・習慣の違いに興味を持ち理解を図ることは貴重な経験になります。交流会は第3回目も予定され、相互理解はますます深まることと思われます。

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