201811251 市民と外国出身者との交流を図るとともに、日本文化を知る“友好を翼にのせて”をメーンテーマにした「あびこ国際交流まつり」が開催されました。(No.18-15)
開催日時:2018年11月25日(日) 11:00~16:00(一部10:30~)
開催場所:あびこ市民プラザ (あびこショッピングプラザ3階)
 「“ようこそ”笑顔で始まるAIRAまつり」をサブテーマに、開演に先立ち、11時20分からショッピングプラザ1階のガーデンコートでは、筑波大学生によるフォルクローレの演奏が行われ、我孫子市マスコットキャラクター、中央学院大学留学生の商 峻琿shang jun hunさんと子ども達へのサービスやまつり開催をPRしました。
 3階の市民プラザでは、10時過ぎからお茶席と着物体験者への着付けが始まりました。更に、11時からはギャラリーがオープンし、外国ブースなどでは外国の食べ物や民芸品の展示販売、飲み物の試飲などが行われ、来場者でにぎわいました。
Ⅰ ホール
 「年少期から国際交流の体験を!」とAIRAでは、子ども向けに英語と日本語で紙芝居の実演を行っています。今回は美しい動物になりたいという願いが叶う「ごちゃまぜカメレオン」の話です。フィリピン出身のアンディト・ロザリー・カストロさんが英語で、中国出身の尹 美娟 yin mei juanさんが日本語で演じました。会場には畳に座った子ども達のに、スクリーンに映し出された画面を見入る大人たちもいました。
 13時過ぎから、ホールでの発表が始まりました。
 司会は、AIRAの早坂満さんとベトナム出身の中央学院大学学生レ・タアンティエン・フォンさんです。
 AIRA会長へさき康彦会長の「増加する外国人の橋渡しをしたい」との挨拶、我孫子市星野順一郎市長の「今日のまつりが、日本での生活習慣を知り地域トラブルを防ぐきっかけになるように」との挨拶があり、続いて来賓の紹介があり出し物が始まりました。
1 カッパダンスキッズによる子どもヒップポップダンス
 未就学児から高校生までの子ども達によるリズミカルで素早い動作のダンスは、まつりを盛り上げるのに最高でした。
2 筑波大学フォルクローレ愛好会の学生によるフォルクローレ音楽演奏
 リズミカルなフォルクローレの音楽は、高地南米の青い空と広大な土地が目の前に思い浮かびます。また、使用している楽器、ケーナquena(縦笛)、サンポーニヤzampona(竹等の菅を束ねた笛の一種)、チャランゴcharango(マンドリンに似た弦楽器)、ボンボbombo(太鼓)、クラッシックギターの紹介がありました。
3 我孫子第四小学校合唱部の生徒による合唱
 エーデルワイス、山のごちそう(オーストリア民謡)、冬景色、故郷の4曲を歌いました。調和のとれた美しい歌声は、会場の人達を魅了しました。
4 フランス語講座生による合唱
 講座生に交じり、シャンソン歌手府馬さんも加わり、「オー・シャンゼリーゼ」Les Champs-Élysées、「サントアマミー」Sans toi ma mieを歌っていました。
5 シャンソン歌手府馬和歌子さんの歌と鈴木裕子さんのピアノ伴奏
 トークを交えながら、ピアノの軽快なリズミカルに乗り、時に甘く明るい、時に切ない歌声に、一曲ごとに会場内からは割れんばかりの拍手が響き渡っていました。
6 日本語教室(火曜日クラス)生徒による朗読劇「いいから いいから 3」
 どんな時にも、どんな事にも「いいから いいから」と前向きに受け入れるおじいさんのお話を、生徒が交代で演じました。
7 日本語教室(土曜日クラス)生徒による合唱など
 動物の鳴き声、ニワトリは日本では「コケコッコー」、中国では「コーコーケー」。「ケロ ケロ」(日本)と鳴くカエルは中国では「グォ グォ」など、生徒の出身国での鳴き声を披露しました。その後は全員で「カエルの合唱」の歌です。カエルの鳴き声を1番は「ゲ ゲ ゲ」と、2番は「ゲロ ゲロ ゲロ」と、3番はスリランカの鳴き声「パク パク パク」の鳴き声で合唱しました。
8 中国語講座(孫 勉クラス)による合唱とクイズ
 「月亮代表我的心」yue liang dai biao wo de xinの歌と漢字表記で地名・名所などのクイズの出題がありました。
9 韓国語講座(金 芝男クラス)による合唱
 「上を向いて歩こう」위를 보면서 걸어요  ウィル ボミョンソ  ゴロヨ  と「トラジ」도라지Torajiの歌を韓国語で合唱しました。
Ⅱ サロン・和室・生け花
 サロンでは10時から北山則古先生と社中の方々による茶席が始まりました。北山先生は「小笠原家茶道古流」の流派で、席中にめぐらした家元の家紋入りの紫の幕は厳かで、凛とした空気が漂っていましが、先生の穏やかでゆったりとした説明に、来場者は一服を楽しんでいました。お軸は「道」。シルクロードの道を通り古代から現代までの人と人の繋がりと、主茶碗の古代西洋の葡萄絵柄にご亭主のご嗜好が感じられ、口も目も楽しんだ至福の時でした。
 和室では田口慶子先生と社中の先生方15名が外国人に着付けを行いました。日本語教室の受講生、留学生などが楽しみにしている日本の伝統文化「着物」の体験です。着物姿で最初に行く場所は、岩井春幸先生がギャラリー入口に生けた生け花の前です。花と共に、或いは花をバックに撮影。また着物姿の留学生は中国ブースで販売もし、限られた時間に会場内を回り着物姿を堪能していました。着物姿は各自のスマホにたくさん収まりました。
Ⅲ ギャラリー
 6か国の外国ブース(韓国・ペルー・ドイツ・フランス・イギリス・中国)及び日本語教室で学ぶ外国出身者によるAIRAブースが設けられていました。外国にブースでは、壁にそれぞれの国をPRするポスター・写真などが飾られ雰囲気を醸し出していました。テーブルにはその国の食べ物・飲み物や民芸品が並べられ、試飲したり販売されたりしていました。AIRAブースでは、外国出身者が飲み物・食べ物などを販売していました。
 ギャラリー入口には、山階鳥類研究所が絶滅に瀕したアホウドリの保護活動を支援するため、その販売収益金を寄付している「アホウドリ饅頭」の販売が行われています。今年も来場者の協力により完売されていました。
 キッズコーナーでは、川村学園女子大学の3名の学生(金子さん、小崎さん、小島さん)が来場している子ども達を相手に塗り絵や折り紙などで遊んでいました。一時は子ども達でコーナーが溢れるばかりに賑わっていました。
 似顔絵コーナーでは、市内で活動している小嶋さんが来場者の求めに応じて似顔絵を描いていました。
Ⅳ お楽しみ抽選会
 ホールでは、予定した演目がすべて終わり、中村まつり実行委員長の閉会の辞に続き、お楽しみ抽選会が行われました。品物は、賛助会員(中央学院大学、山階鳥類研究所、市役所、鳥の博物館)やフランス・ドイツブースからの提供品などです。
 中央学院大学交換留学生の徐 絲xu siさんが抽選箱からくじを引くたびに会場内ではどよめき声が響き、当選者には司会を行ったフォンさんが品物を渡していました。
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