皆様こんにちは。今年度よりAIRAの会長を拝命しました、大村芳昭と申します。

 1997年4月、中央学院大学に専任講師として着任して以来、一教員として教育・研究・公務に携わって参りました。2012年4月から2018年3月まで法学部長を務めた後、2022年7月から学長を務めており、任期4年の折り返し地点にさしかかろうとしております。

 専門は法律学ですが、中でも研究面では、国際家族法という、複数の国にまたがる家族関係(国際結婚や外国人の関わる離婚問題など)を研究して参りました。グローバルなビジネスシーンで華々しくご活躍の多くの先生方に比べれば地味な研究領域ですが、もともと家族に関する法律問題に興味があったこともあり、地道に我が道を歩んで参りました。時には検察庁の方から外国の家族法に関するご質問をいただいたり、家庭裁判所から鑑定人の依頼をいただいたり、弁護士の方から具体的なケースについて助言を求められることもあり、研究者だけの中にいるよりもむしろそういう時の方が充実感を味わうことが多かったように思います。

 「国際」という名前のついた領域を選考している割には外国経験が浅く、欧米にはほんの数回、しかも数日から1週間程度の旅行で訪れたことがあるだけ、という体たらくなのですが、中国・韓国・台湾にはとても親しみを感じており、やはり短期の滞在しかしたことはありませんが、それぞれある程度の回数、主に大都市を訪れたことがあります。どの訪問地も治安がよかったため、行く度に真夜中のひとり散歩を楽しむのが恒例でした。新型コロナの感染が拡大した2020年以降はまったく行くチャンスに恵まれておりませんが、近いうちにぜひまた訪れたいと思います。大学時代に第二外国語として中国語を、また韓国ドラマやK-POPの流行をきっかけに韓国語を独学で学んだことが、これらの国に親しみを覚えるひとつの要素ともなっております。また、母が日本統治下の台湾で生まれており、東京生まれで故郷らしい故郷の記憶がない私は、台湾を第二の故郷と勝手に思い込んでいたりします。

 学長就任以来、様々な重圧の下で業務に当たっていますが、そんな私に大きな癒やしを与えてくれているのが、「お笑い」と「アイドル」です。お笑いについては落語や漫才が大好きで、あまり頻繁には行けませんが、寄席(特にお気に入りなのは新宿末廣亭と浅草演芸ホール、そして浅草東洋館です)に通うのを楽しみとしています。先日は、大阪の天満天神繁昌亭の最前列の座席で、R-1優勝歴のある濱田祐太朗さんの話芸を初めて目の前で拝見し感動しました。他方、アイドルについては2019年8月から乃木坂46の大ファンで、今までに30回以上のライブに現地で参加し、ミート&グリート(オンライン上でメンバーと1対1で顔を見ながらお話しできるイベント)にも頻繁に通い、ファン仲間とMV撮影地などの聖地巡礼をして楽しんでいます。一番の推しメンは中西アルノさんです。乃木坂46は単にアイドルとして応援しているだけでなく、その楽曲を通じて勇気をいただいたり、人生について考えるきっかけをいただいたりと、もはや人生の不可欠の一部になっています。

 長々と書かせていただきましたが、僅かながらもこれまでに得てきた知識、能力、経験などを活かして、AIRA会長として皆様のお役に立てるよう精進して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。

    2024 Y.OMURA 2024年5月 

    我孫子市国際交流協会

  会 長   大 村 芳 昭