2016年5月7日、2016年度の我孫子市国際交流協会の総会が開催されました。　　　　（ＮＯ．16-5）

　　　　　日時：2016年5月7日（土）13：00～15：00

　　　　　場所：あびこ市民プラザ　多目的ホール

　　　　　出席者：AIRA理事・監事、名誉会長、顧問、AIRA会員　　計57名

　足達法子総務部会長の司会進行により、日本語教室の山中韻晶さん（マレーシア出身）の開会の言葉で総会が始まりました。菅野哲哉会長の挨拶に続き、名誉会長である星野順一郎市長と顧問である坂巻宗男我孫子市議会議長から挨拶がありました。

　星野市長からは、「市内の文化・伝統などが異なる国の子どもたちが相互に認め合い、交流の経験をすることは我孫子市の特色と言える。AIRAが内閣府の“チャイルド・ユースサポート章”を受けたことは、緻密な活動の成果の表れです」と活動に謝意を述べられました。 また、坂巻議長からは「嘉納治五郎の“自他共栄”の精神で異文化等を相互に認め合うことは大事なことと考える。20代の頃、インドを旅したとき家庭に招かれ食べたカレーの味は一番おいしかった。それは地域の人との心のふれあいがあったからと考える。AIRAの事業が人と人との心の通い合いを行っていることは我孫子の財産です」との挨拶でした。

　引続き、菅野議長のもとで議事が始まりました。

　議案第１号 2015年度事業報告（北嶋扶美子副会長）、議案第２号 2015年度収支決算（井手口赳会計）及びその監査報告（志賀裕司監事）がありました。議案第１号及び議案第２号は一括審議され、その結果承認されました。

　議案第３号 理事・監事・役員は、今年は2年毎の理事等の改選の年です。新任の10名の方の紹介等があり、審議の結果承認されました。

　続いて、新しく会長に選任されました佐藤英明会長が登壇され、審議が行われました。議案第４号 2016年度事業計画（案）について、全体事業について村越孝一副会長が、各部会事業についてそれぞれの部会長（足達法子総務部会長、中村孝行広報部会長、早坂満交流部会長、別府宏一郎研修部会長、へさき康彦ボランティア部会長）から活動計画（案）の説明があり、更に議案第５号 2016年度事業予算（案）について依田勇会計から説明があり、その後、議案第４号及び議案第５号は一括審議に付されました。

　2016年度の事業計画では、昨年パイロット事業として始められた「AIRAイブニングクラス（日本語）」を全体事業として実施すること、今年が東葛地区国際交流協会連絡協議会の幹事協会となること、昨年に引き続き北アリゾナ大学生の我孫子市訪問にホームステイ等で支援すること　等です。

　事業予算は、収入面では5か国語26講座の外国語会話講座や日本語の教え方講座等の開講を計画しています。支出面でも、ほぼ事業支出は前年度並みです。 今年度の予算書では、昨年度まで積み立てられていた「備品償却積立金」を今後多額な備品購入が予定されないことから取り崩し、事業収入に計上しました。今年度から、AIRAの財政基盤の安定化を目指し、事業の継続性を保つために「事業継続積立金」を新設したこと、更に、現在のホームページがセキュリティ面に問題がある等からHPの改修を計画したこと、を支出に計上しました。結果として、収入の部及び支出の部での予算額は前年度より増えた数字が計上され、予算規模は前年度比約94万円増の約1,853万円です。

（新任理事・監事・役員の紹介、事業予算など各議案の内容についての詳細は、総会資料を参照してください）

　質疑では、外国語会話講座について、会員増加について等について意見があり、実施策等について役員会で検討する、との説明がありました。 採決の結果、議案第４号及び議案第５号議案は全会一致で承認されました。

　議長降壇後、山中韻晶さんの閉会の言葉で総会は終了しました。

　総会終了後、同所にて「交流パーティ」が開催されました。早坂　満交流部会長の司会で、村越副会長の発声で乾杯し、パーティが開始されました。柯美鈴ke mei lingさんのキーボードによる懐かしいメロディーの演奏を聴きながら、会員相互の親睦を深めました。

　また、会場では、4月14日にJCOMテレビのデイリーニュースで放映された「マレーシア料理で国際交流」及び「チャイルド・ユースサポート章の受章」が映し出され、また、「ＡＩＲＡの一年の歩み（2015年4月～2016年3月）」の写真が投影されました。 最後に佐藤会長の閉会の言葉で、幕を閉じました。