小中学校で学ぶ外国から転入した児童に対し、日本語の指導を行う学校派遣に関する2018(平成30)年度第1回会議が、我孫子市教育委員会主催でAIRAと市内全小中学校の関係者が集まり開催され、AIRAから担当者が参加しました。(No.18-3)
日 時:2018年6月6日(水) 15:00~16:00
場 所:教育委員会 会議室
出席者:教育委員会2名(指導課長、担当者)、小中学校19名、教育研究所1名、AIRA6名(北嶋、小宮山、工藤、松下、足立、坂詰) 計28名
AIRAでは、2007年度の中国人中学生に対する日本語指導実施以来、児童生徒への日本語指導を重要な柱と位置づけ取り組んできました。2008年度から市の協力を得て、教育委員会を通じ、小中学校からの依頼に基づいた「日本語指導のための学校派遣事業」を行っています。
親の都合などで来日し、言葉や習慣が異なり、様々な家庭環境におかれた子どもたちへの教育指導は、大きな課題です。現在市では、通訳を学校に派遣し学習内容を理解させたり、子どもたちに「ある程度生活できる程度」の日本語を指導し、学習に生かす学校派遣日本語指導を行っています。
会議では、教育委員会から「派遣要項の改正について」、教育研究所から「通訳の派遣体制について」それぞれ報告がありました。
従来、派遣期間は週1回・1年間でしたが、AIRAの要望が生かされ、今年度から週2回・1学期(4か月間)になりました。短期間に集中して日本語の学習をするためです。まだ十分とは言えませんが、一歩前進です。
また、会議ではAIRAの派遣事業に携わっている人から、指導の様子が語られました。
ア 日本語指導の対応は、子どもにより異なります。漢字圏の子ども、学校への通学経験の有無、親にも相談できない子ども・・・。
イ 英語・日本語も通じない共通言語を持たない子どもへの指導・・。
ウ 通訳がいないと不安で来なくなり、転校した子どもいた。
エ 子どもの気持ちに向き合い話をする必要性を感じている。日本の学校でやっていけるという気持ちを持たせたい。
オ 親の都合で来て、子どもは希望して来てはいない。学校で・日本の生活で楽しかったと思わせたい。担任の先生、学校、友達、近所の人達との協力が大切。
会議では、教育委員会から「派遣要項の改正について」、教育研究所から「通訳の派遣体制について」それぞれ報告がありました。
従来、派遣期間は週1回・1年間でしたが、AIRAの要望が生かされ、今年度から週2回・1学期(4か月間)になりました。短期間に集中して日本語の学習をするためです。まだ十分とは言えませんが、一歩前進です。
また、会議ではAIRAの派遣事業に携わっている人から、指導の様子が語られました。
ア 日本語指導の対応は、子どもにより異なります。漢字圏の子ども、学校への通学経験の有無、親にも相談できない子ども・・・。
イ 英語・日本語も通じない共通言語を持たない子どもへの指導・・。
ウ 通訳がいないと不安で来なくなり、転校した子どもいた。
エ 子どもの気持ちに向き合い話をする必要性を感じている。日本の学校でやっていけるという気持ちを持たせたい。
オ 親の都合で来て、子どもは希望して来てはいない。学校で・日本の生活で楽しかったと思わせたい。担任の先生、学校、友達、近所の人達との協力が大切。
2015年度(平成27年度)、AIRAは学校派遣日本語指導の活動が評価され、内閣府の“チャイルド・ユースサポート賞“を受賞しました。
この日本語指導は「AIRAに支えられている」(指導課長)。しかし、対象児童の増加に対し、AIRAの派遣可能人員は不足しています。また、教育委員会の予算も十分とは言えない現状です。
この日本語指導は「AIRAに支えられている」(指導課長)。しかし、対象児童の増加に対し、AIRAの派遣可能人員は不足しています。また、教育委員会の予算も十分とは言えない現状です。
お腹をすかした人へ、「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に《魚の獲り方》を教えれば生涯食べていく事が出来る」という言葉があります。学派派遣は後者の《魚の獲り方》、生活するノウハウを教えるスタートにあたり、子どもたちが日本で生活するうえで大切なことです。充実が求められています。