201812151千葉県主催の災害発生時に外国人を支援するボランティアを養成する「災害時外国人サポーター養成講座」が、我孫子市内で開催されました。AIRAは外国人を参加させる等協力しました。(No.18―16)
開催時期:第1日:2018年12月8日(土) 13:00~17:00
     第2日:12月15日(土) 10:00~16:30
開催場所:あびこ市民プラザ ホール・ギャラリー・会議室1
   派 遣:日本語教室受講生5名、中村孝行さん(広報部会長)
 近年、我孫子市内では在住外国人が増え、住民の10人に一人(約12%)が外国人の地域もあります。他方、国内においても労働力不足に伴う「特別技能」の在留資格が導入され、外国人の増加は益々増えてくる様です。
 このような状況で、大規模地震や集中豪雨などの災害発生時に、在住外国人を如何にサポートするか。千葉県では、このサポートするボランティアを養成するとともに、関係者とのネットワークづくりを図ることを目的に、養成講座を開催しています。昨年の柏市での開催に続き、今年は我孫子市内で開催されました。ボランティアサポーターには、AIRAの会員も参加し、また訓練には日本語教室で学ぶ外国出身者を派遣して協力しました。
 この講座は2日間行われ、内容は講義と支援センター設置による避難所巡回訓練です。第1日目及び第2日目(午前中)はボランティア対象に「災害時に外国人が直面する課題とボランティアの役割」「多言語支援センターでの活動」「災害時の在住外国人への情報提供とやさしい日本語」についての講義がありました。その後、グループに分かれ「災害発生!あなたならどうする」「多言語支援センターの設置」についてグループワークを行いました。
 避難所巡回訓練は2日目午後に行われました。設置された避難所で外国人が被災外国人を演じ、サポーターの人が情報提供等の支援を行います。
 集まった外国人には、まず、我孫子市における国際化への対応として、我孫子市国際交流協会から中村孝行さん(広報部会長)から「AIRAの在住外国人への活動」の報告があり、我孫子市市民安全課から防災に関する講義がありました。その後外国人とサポーターは避難所で模擬訓練を行い、サポーターの方から交通・建物被害・応援体制・衣食住の提供などの現状の説明や避難所生活での悩みなどを聞く訓練を行いました。
 「普段できないことは本番でもできない」と養成講座に参加したサポーターの人は真剣に取り組んでいました。
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