AIRAの役員が(公財)山階鳥類研究所を訪問しました。(No.21-21)
日 時)2022年2月28日(月)10:30~11:20
出席者)山階鳥類研究所:壬生理事長、峰崎事務局長、平岡広報ディレクター
AIRA:市川会長、村越・北嶋副会長、中村、坂詰
市川会長が壬生理事長に鳥類研究支援のため寄付金をお届けしました。その後、平岡さんの案内で管内の図書室・標本室・DNA鑑定室・足環の装着を見学しました。
同研究所には、鳥類全種1万種の内約4千種(約7万点)の標本を所蔵し、引き出しに入っていました。また、鳥類の個体変動を調べるDNA調査では3千種(全種1万種)のDNAの登録が完了しているそうです。渡り鳥調査の足環では、南極で足環をつけられた鳥(オオトウゾクカモメ)が12,800㎞を飛び北海道で見つかったのが最遠だそうです。
鳥には国境が有りません。鳥類の個体変動調査や渡り鳥調査などの鳥類の研究には、国際的なネットワークと国際交流により進められています。この事は、AIRAの人を通した国際交流と同じ理念のもとに進められていると言えます。
AIRAが山階鳥類研究所への寄付を始めたのは、2005年11月に開催された「ジャパン・バード・フェスティバル(JBF)」参加の時からです。この時にAIRAオリジナルの「カワセミの焼き印絵入り紅白饅頭」を販売し、その収益金を寄付したことから始まります。「カワセミ」は、黒田清子様が山階鳥類研究所に勤務されておられたころからの研究テーマで、ご成婚のお祝いに市民の気持ちを託し制作しました。JBFでの販売は2009年まで続きました。その後「あびこ国際交流まつり」でアホウドリ饅頭を販売し、その収益金を寄付してきました。
2020年のコロナ禍で、まつりは中止になりアホウドリ饅頭の販売は無く、寄付は出来ませんでした。今回役員から提案があり、役員一同ご賛同いただきました。