AIRA日本語教室で学ぶ外国出身者の学習者は、2022年度最後の授業で、クラスメイトが一堂に会し「お楽しみ会」を開催しました。(No.22-17)
開催月日:2023年3月11日(土) 10:00~11:40
場所:我孫子市生涯学習センターアビスタ)1階ホール
参加者:学習者(18名)、同家族(6名)、ボランティア講師(14名) 計38名
2022年5月から始めた日本語を学ぶ教室は、今日が今年度最後の日です。土曜クラスは、2020年2月からの新型コロナウイルス感染拡大に伴い、学習は2021年度はオンラインにより実施し、コロナ対応が取られてきた2022年度は隔週でオンラインと対面を交互に実施してきました。学年末のお楽しみ会は2021年度はオンラインで行いました。対面で行うのは4年ぶりになります。(2022年7月には1学期のお楽しみ会を対面で行っています。記事№22-5を参照)
学習係の益子さんの司会進行で会は始まり、グループ毎にボランティア講師と学習者が日本語で自己紹介を行いました。続いて、江口さんの本日の“書”を書くことについての説明がありました。書く文字は「友・花・幸」の3文字で、手本が掲示されています。筆・半紙・文鎮・硯・墨の道具の説明と使い方の説明があり、「墨を硯に落としてから書いてください」の掛け声で始まりました。
席には事前に足達さんが書いた手本が置いてあります。学習者は同伴の子どもたちと一緒に書いていました。手本を見ながら書いている学習者に、ボランティア講師は席を回りながら、筆の持ち方、字を書く時の筆の打ち込み、止め、ハネ、払いなどの筆の運びについてアドバイスしたり、墨の補充や半紙の追加をしていました。学習者は手本を見ながら何回も字を書きました。
また、外国出身者である学習者には事前に名前を漢字で表記され、書き終わった半紙に漢字の名前を書き入れました。
書き終わった後、足達さんから講評があり、その後学習者は書いた“書”を持ち写真に納まりました。
筆で書く“書”の体験は初めての方が多く、「面白かった。書道道具を買いに行きたい」とか、また中国出身者からは「子供の時以来で、楽しかった」と“鶴”、“聡”などの字も書いていました。
この日が今年度の学習の最後の日ですので、学習係から「来年度の学習は5月13日に対面で行います」と案内があり、散会しました。3月13日(月)からマスク着用の制限が緩和されるなど、新型コロナウイルス感染対応が大幅に緩和され、通常の授業に戻ることになります。
<学習者から届いた便りの紹介>
・I really appreciate your calligraphy class.
It was amazing to learn how old Japanese people wrote with the brush.
I enjoyed it a lot. Thank you very much for giving this great opportunity to learn.
・I really enjoyed today’s calligraphy lesson !
It evoked my interest in learning Kanji.