リトアニア共和国特命全権大使の我孫子市長表敬訪問への通訳派遣

通訳に活躍する2人日時:2015年4月21日 11:20~12:00

場所:我孫子市長応接室

出席者:我孫子市(星野市長、青木副市長、海老原環境経済部長)、リトアニア共和国(エギディユス大使)、日本鳥類保護連盟(室伏専務理事・岡安普及啓発室長)、通訳(AIRA:へさき、佐藤) 

 我孫子市では、今秋に開催される「ジャパンバードフェスティバル2015」(略称:JBF)への外国からの参加として、リトアニア共和国に参加要請をしていました。この要請に応え、リトアニア共和国のエギディユス特命全権大使が我孫子市長を表敬訪問し、AIRAから通訳2名が派遣されました。                                (N0.15-1)

 リトアニア共和国は、ヨーロッパの北東部に位置し、国土は北海道の約8割です。3000以上の小沼や森林が多い自然豊かな国で、沼には水鳥が舞い自然を愛する国民です。コウノトリが多く生息し、3月21日をコウノトリ(国鳥)の日として祝うそうです。我孫子市内に鳥の博物館や(公財)山階鳥類研究所があり、手賀沼に面した「鳥のまち我孫子」と似た面があります。

 会談では、星野市長からのJBFへの参加要請に対し、エギディユス大使は、「リトアニア共和国と我孫子市は自然と融和したまちで共通点がある。ブースを設け、大使館から人を派遣したい」と快く参加を表明しました。

 同席したJBFの実行委員でもある(公財)日本鳥類保護連盟の室伏専務理事から、水辺に生息する絶滅のおそれのある渡り鳥「コアジサシ」について同保護連盟とリトアニア教育大学とで協同研究を始めたとの報告がありました。星野市長から我孫子市内の小中学校でコアジサシのデコイを製作し学習に活かしているとの話がされました。

 市長と大使の会談では、2名のAIRAの通訳は大活躍です。事前にリトアニア共和国を調べたり、我孫子市の情報を収集したりして、通訳に活かす他、言外の解説をしたりして、会話を和やかに親しみのあるものに努めていました。

 また、大使から今年は杉原千畝元在カウナス領事館副領事(リトアニア)による「命のビザ」発給75周年にあたり、2,000枚のビザ発給で6,000人の命が助かり、その後の子孫を含めると6万人の命が助かったこと、国内には杉原氏の記念館、杉原どおりや日本からの桜が植わっていること等の紹介があり、我孫子市民のリトアニア共和国への訪問を希望していました。

 エギディユス大使一行は、その後鳥の博物館や山階鳥類研究所を見学しました。鳥類の固有名詞を翻訳し説明するに当たり、AIRAの2名の通訳は、昨年8月の国際鳥類学会議参加者の我孫子訪問時の知識が役立ち、大使から感謝の言葉がありました。

(No. 15-1)

鳥の博物館にて 通訳に活躍する2人 佐藤さん
 へさきさん  活躍する佐藤さん  活躍するへさきさん