16.3合同学習会「正しいごみの分け方・出し方」
場 所:あびこ市民プラザ ホール
参加者:47名(受講生:24名、ボランティア講師23名)
日本語教室では個人のレベルに応じた学習を行っています。今日は火曜日クラスそろっての合同学習会が行われました。
今年度の日本語の学習も次回1回を残すのみとなったこの日、日常生活に欠かせないゴミの問題を扱い、日本語の言葉とごみの分け方等を学ぶ学習会です。 (No.15-23)
先ず、担当者の湯浅さんより、ごみの出し方、分け方の説明を現物を示しながら解説しました。基本的な事ながら、実物を見ないと分らないのがごみです。多種類の“ごみ“を会場に持ち込み、参加者は理解しながら聞いていました。
続いて、渡邉さんからは、ごみを分けて出す模擬体験の実施です。9グループに分かれた机の上には、絵に描いた”ごみ“のカードと、市の「ごみと資源の出し方」のパンフレッ、AIRAが協力して作成した4か国語対応の「ごみと資源の分け方出し方」等のポスターが置いてありました。”ごみ“の絵のカードに、「これは資源?可燃ごみ?などとグループで話し合い、カードをカード箱に入れます。資源(金属類)、資源(古繊維類)など日本語を理解してからの出し方で、受講生は戸惑いながら熱心に取り組んでいました。
次は「ごみ出しクイズ」です。問題が出されて「〇」「×」の表示された看板のところに受講生が移動します。全10問出題されました。「プラスチックのハンガーはその他プラスチック?」「ビニールで覆われたワイヤーのハンガーは可燃ごみ?」「落ち葉は可燃ごみ?」「パソコンは資源ごみ?」など判断が難しい問題もありました。しかし、全問正解者が1人いました。日本人でも迷う問題でしたが、恐るべし外国人です。
質問も出ました。「たまごパックに貼ってあるラベルは燃えるごみ?プラスチック?」など高度な質問でした。
今回の学習会を開催するに当たり、担当者は受講生からごみ出しで困ったことを聞くとともに、事前に市のクリーンセンターに行って調査し確認するなど、万全の用意をしたそうです。日常生活に欠かせないごみ、この「ごみ分け我孫子方式」を理解することは、共生の社会形成に意義あることで、受講生も楽しく学習していました。