オンラインによる日本とニュージーランドの中学生の交流授業が行われ、コロナ禍の国際交流の手法として取材しました。(NO.22-11)
開催日時:2022年10月31日(月) 9:25~10:00
学校名:我孫子市立白山中学校 (3年6組 29名)
マウント・アルバート・グラマー・スクールMt Albert Grammar School(ニュージーランド オークランド市)
担当者:白山中学校(石川了一先生)、マウント・アルバート校(モルガード玲奈Reina Mollgaard先生)
白山中学校とマウント・アルバート校との交流授業は、今年7月6日に続き2回目になります。マウント・アルバート校の生徒は、2020年春に来日の計画が有り、我孫子市内にホームステイして学生と交流を図る予定でした。しかし、折しも新型コロナウイルスの感染が国内で広がる時期と重なり中止になりました。
昨年から交流授業の準備を進め、7月と10月にオンラインによる交流授業を行うことになりました。マウント・アルバート校の生徒は日本語を学んでいます。白山中学校の生徒は英語の授業の一環として行いました。
交流授業は、お互いに6グループに分かれ、白山中学校の生徒は同校の体育館で行いました。タブレットを各グループ2~3台用意し、日本の学生は英語で、マウント・アルバートの学生は日本語で夫々質問し、答えていました。
授業は、フリートーク中心で、生徒の関心や興味のある事柄について話していました。自己紹介の時は、緊張した様子も有りましたがすぐ打ち解け和やかに進みました。趣味・食べ物・友達・休日の過ごし方など同年代ならではの事柄が話し合われました。また、理解できない事柄にはスマホで映像を映して見せたり、また、実技(相撲・柔道・合気道など)をその場でやって見せて説明していました。実技を見たマウント・アルバートの学生は「Good! Good!」と歓声を挙げ満足していました。
短時間でしたが、同年代の生徒の関心は同様で話は尽きることがありません。お互いの文化・習慣・考え方等の異なることを知り、交流を深めることにより国際的視野が広がってくると思います。
なお、今回の交流授業実施については、白山中学校長から外国の学校との交流授業開催希望の話がありました。AIRAで交流部会を中心に検討した結果、来日が中止になったニュージーランド学生との交流が出来ないかを、モルガード玲奈先生に打診し実現出来ました。