202310141 日本で働く外国出身者の親に同伴し来日して学校に通う子どもたち及びその保護者を対象に、進路相談会が開催されました。AIRAでは、共催事業として参加しました。(No23-12)

 日 時:2023年10月14日(土) 13:30~16:30

 場 所:あびこ市民プラザ 多目的ホール

 主催団体:NPO法人Amigo Project、グローバルコミュニティまつど、NPO法人glolab

 共催団体:AIRA、NPO法人ACOBA

 参加者:約50名(小中学生、保護者、通訳、行政書士 などを含む)  English Version

 会場は、外国語の言語別に通訳を配置し、言語ごとに分かれて席が設営されました。会は、各通訳の方がそれぞれの内容を訳しながら進められていました。会の司会進行は、AIRA会員で共催団体ACOBA代表理事でもある木川敏子さんです。AIRA北嶋会長の挨拶に続いて、次の3つのPartに分かれて進められました。

Part1:基調講演「自分の未来をデザインする」

 上村カルロス氏(Carlos Uemura、NPO法人Amigo Project)は14才の時ペルーから来日し、千葉県茂原市内の中学校、県立高校に進み、卒業後は日本の企業に就職しました。この間、言葉、生活習慣、進学などに戸惑いながら、社会に出ました。仕事に就く時は、自分が好きな事をリスト化し、リストの中から関連する仕事を探す。自分の道をどう切り開いたか、をその経験から「自分の未来をデザインする」こととして話されました。

Part2:「生徒向けワークショップ」&「保護者向けワークショップ」

 子どもと保護者に分かれ、別々にワークショップが行われました。

 「生徒向けワークショップ」では、小中学生に自分が好きな事、その事からどのような仕事があるか、を考えさせました。同席した高校生などからヒントやアドバイスを受けながら、それぞれが発表しました

 「保護者向けワークショップ」では、日本の学校制度(小・中・高・大学、公立・市立)やかかる費用(授業料、交通費、食費、修学旅行など)、受験のこと(受験資格、受験科目など)、学費等の支援制度等について説明し、相談に応じていました。

Part3:相談

 行政書士などの専門家に、在留資格、お金、学校生活、受験などについて個別に相談にのっていました。

 今回の進路フェアでは、きめ細かな説明と個別相談対応など、来場者には有意義な内容でした。上村氏の体験をとおした「自分の未来をデザインする」は、参加した小中学生にとって勇気づけられた話でした。

 なお、この事業は休眠預金活動事業で運営されました。

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