場 所:アビスタ調理室
指導者:原田あずみさん(韓国出身)
参加者:21名(会員1名、非会員20名)、スタッフ6名 計27名 (No.24-8) ⇒ English Version
文化講座担当の賀来さんの進行で、本日の料理指導者原田さんを紹介しました。
参加者は6グループに分かれ調理を行いました。最初に原田さんが材料の切り方や手順を説明しながら作り、料理のポイントを解説し、その後各グループに別れて作りました。
作られた料理は以下の3種類です。
メニュー (1)チーズタッカルビ (2)牛肉入りワカメスープ (3)チヂミ
食材と調味料は、各グループに人数分が用意されており、原田さんはそれぞれの料理ごとに食材、料理方法、使用する調味料とその量を説明しました。
1 チーズタッカルビは、ヤンニョムに鶏肉を漬け込んでしばらく置きます。
フライパンに油をしき、鶏肉から入れ、鶏肉に火が通ったらサツマイモやねぎ、キャベツなどの野菜やトッポギを入れ、最後にチーズを加えます。沢山の調味料や香辛料を使用して作るヤンニョン(韓国調味料)の作り方が印象的でした。出来上がったチーズタッカルビは、濃厚な味わいの中にさっぱり感もあり、お肉と沢山の野菜が一度に取れる韓国を代表する家庭料理です。
2 牛肉入りワカメスープは、韓国では産後一か月間、毎日三食ともに飲む習慣があるそうです。鉄分、カルシウム、ミネラルが豊富に含まれており、栄養価に富み、滋養にもいいそうです。また、誕生日にはこのワカメスープを飲み、母への感謝や母親にとっての子を産んだ喜びを味わうそうです。わかめは韓国産の乾燥わかめを使用し、煮込んでも歯ごたえがあり硬さを保ち、胡麻や牛肉の味がしみこみ、塩味で飲みやすくとてもおいしかったです。
3 チヂミは、粉を少な目にし、ニラやニンジン、イカやエビなど具材をたっぷり入れます。焼きあがったチヂミはもっちりとして、ヤンニョムという韓国合わせ調味料をつけて頂きます。ヤンニョムには唐辛子、ニンニク、コチジャン砂糖、しょうゆなど、多くの香辛料が入っており、程よい辛さがあります。辛さは各家庭で異なりますが、今回は平均的な辛さでしたが、日本人には少し辛かったようです。
参加者は、家でも韓国料理を作りたいと熱意のある方が多く、原田さんが説明している際にメモを取り、テーブルで調理している時も原田さんに質問する人が多かったです。
また、仲間で料理教室を開いている男性は、韓国料理は初めてで、参加しました。料理に様々な調味料を使い分けているため、調味料の種類の多さに驚いたと言っていました。