1712071 交流部会と外国人のための文化講座共催で、バスツアー2017が「グリコピアCHIBAと関宿城博物館で楽しむ秋!」として開催されました。(No.17-19)

日 時:2017年12月7日(木) 8:15~17:00
場 所:グリコピアCHIBA及び関宿城博物館
参加者:31名(外国出身者14名、文化講座担当4名を含む)

 青空の中、早朝の氷点下0.1度の寒さにも関わらず、参加者は集合時間8:00の前に集合。今年のバスツアーには、AIRAの日本語教室で学ぶ韓国、中国、ベトナム、ペルー、マレーシアの5カ国の外国出身者が友人同士で誘い合い参加されました。特に中国出身者が9名参加していますので、台湾出身の林瑞華Lin Rui Huaさんに通訳をお願いしました。「工場見学を楽しみにしています」「イタリア料理が食べられるので楽しみにしています」など今日のツアーの期待など、バス車内は、外国語が飛び交い国際色豊かな会話で満ち溢れていました。
 車内で、松木とし子さんが担当者を代表して「関宿はかって三県の鶏の鳴き声が聞えた処。田園風景が広がり利根川と江戸川の合流も見えて楽しみにしています」などとあいさつの後、各自自己紹介しながら、最初の見学場所「グリコピアCHIBA」に向かいました。
 グリコピアCHIBAは今年7月にオープンしたグリコ初のアイス工場見学施設で、試食ができることもあり人気のある施設です。機械化され人影の少ない24時間稼働している工場内で、ガラス越しに見る製品の製造過程は、早く正確な工程で驚きです。見学の最後には、マイナス10度の体験とアイスクリームの試食がありました。
 売店には、お菓子類を販売しており、地域限定品や昔食べ今では懐かしい商品があり、お孫さんにとかごいっぱい購入している人もいました。
 昼食は、イタリア料理です。大勢の人数なので、4種類のスパゲティーの中から、あらかじめ各自の希望を聴き注文をしました。広く開かれたガラス窓から、太陽の明るい光が入るレストランで、グループに分かれて食事をしました。ワインかケーキセットかの選択で、ワインを選んだ人の中には、ワインを追加注文した人もいる程美味しかった様です。ケーキにドリップでの入れたてのコーヒーも食後の安らぎのひと時を与えてくれました。
 千葉県立関宿城博物館は、埼玉県、茨城県との境にある千葉県の最北端に位置しています。利根川と江戸川の分岐点にあたり利根川水運の要衝ヨウショウです。江戸幕府 にとっては軍事的にも重要な拠点であることから関宿藩がこの地域に設けられました。博物館では、ガイド(上原武雄さん)の案内で見学しました。
 上原さんは当地で生まれ育った方で、昔の事を含め当地の事は知り尽くしていました。洪水に対する水塚(洪水時に避難するための盛土した上に設けられた建物等)などの人々の生活、利根川水域の大規模河川改修の事、利根川を利用して江戸・東京に物資を運んだ水運の事など、地域の文化、生活など分かりやすく説明し案内していただきました。展望室(天守閣)からは、利根川・江戸川を始め関東平野が広く見渡せました。対岸(茨城県)の道の駅さかい前の土手に遊覧船(高瀬舟さかい丸)が見えました。現在は水位が低いため欠航中です。近年利根川の水位は江戸川に多く流れ、減少しているとのことです。
 また、上原さんは、関宿城博物館は、水質汚濁が進む手賀沼浄化等を事業目的の一つに計画された北千葉導水事業の時に、当時の我孫子市選出の県会議員(故井手口魁氏)が城の建設に深く関わったと話していました。関宿城と我孫子市(手賀沼)の関わりの話を聞き、城が身近なものに感じられました。
 城の見学を終え、対岸の道の駅さかいに立ち寄り(ショッピング等)ました。「次回も誘いますよ」(林瑞華さん)などと今日の感想を述べているうちに、バスは予定どおりの時間に我孫子駅前に到着し、バスツアーは終了しました。

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