公益財団法人 国際理解支援協会が小中学校を対象に実施している異文化理解教育プログラム「留学生が先生!」に、AIRAの送迎ボランティアが支援しました。(No.17-24)
日時:2018年1月16日(火) 10:40~12:15
場所:我孫子市立湖北小学校 6年(1組・2組)
留学生先生:サエリー・ションニカンさんMs.Sae Lee Chonnikan(タイ)、ファヴェロ・ソウザ・タイスさんMs.Favero Souza Thais(ブラジル) 計2名
AIRAサポーター:工藤さん、田淵さん (その他、支援協会:宮地さん)
AIRAでは、留学生先生と学校までの送迎を行い、小学生の国際理解学習を支援しています。この日も、留学生先生を駅で待ち合わせ、AIRAサポーターの車に同乗して湖北小学校に来ました。学校では、6年生の生徒の迎えがあり、教室へと向かいました。
サエリー・ションニカンさんは、筑波大学で社会学を学んでいます。ASEAN諸国の人々の生活向上に努めたいと将来の夢を語りました。
タイの民族服を着てタイの紹介をしました。タイの挨拶言葉では、男女別に異なる事(サワディー・フラップ《男性》、サワディー・カ《女性》)、タイの国はインドと中国の影響を受け、トムヤムクン、グリーンカレー(タイではゲーンキャオワーン)、カーパオKra Prao等の食べ物が有名。一般家庭ではタイオリジナルなナムプリックNam phrik を食べる。正月は4月13日~15日、まち中で水かけ(ソンクラーンSongkran)をする。出身地チェンマイではランタン(コムローイ)を揚げ、夜空が美しく彩られる。11月にはロイクラトン祭りが行われ、クラトン(灯ろう)が川に流され美しい光景が見られる。 等
ファヴェロ・ソウザ・タイスさんは、早稲田大学院で国際法を学んでいます。アニメをとおして日本に興味を持ち、地球の裏側(時差12時間)から来ました。留学生など外国で生活する人々を支え多くの国の懸け橋になる事が夢だそうです。
ブラジルの生活文化等について、ブラジルの挨拶は(軽い)ハグと(空気に触れる程度の)ほほキッス。来日して日本でのあいさつの仕方が分からなく友達もできず寂しさを味わったとか。ブラジル人は異種族が交わり食文化も混合しており、他国文化を自国文化に取り入れている。食べ物もブラジル人好みにアレンジしている。甘いデザート好きなブラジル人は、寿司もデザート風にアレンジして「イチゴ巻」「チョコバナナ寿司」などを好む。。
2人の留学生先生に対し、生徒からたくさんの質問が出ました。来日して驚いた事は?好きなものは?ワサビは食べられる?ブラジルの子供たちは誰でもサッカーする? など。授業時間を超えて質問は続きました。
話の内容は、関心の薄いこともあると思いますが、食生活や習慣・文化の違い等を留学生先生から聴くこの授業は、6年生にとって後年大切な宝物になる事でしょう。
AIRAの送迎をボランティアは、授業中教室で授業を聴くことができます。生活に根差した留学生の話はさながら異文化理解講座です。