2021年度に入り、依然として新型コロナウイルスの感染拡大は止みません。この状況下で新しい生活様式を模索しつつ、AIRAの活動は始まっています。(№21-4)
昨年は、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、6月までは緊急事態宣言の発出に伴い、AIRAの活動は停止していました。今年度は、現在まん延防止等重点措置が千葉県下で発令され、我孫子市も5月末(その後、6月20日まで延長)まで適用されています。
しかし、コロナの感染防止を図りながら、AIRAの活動は始まっています。
学校派遣による日本語指導は4月から、日本語教室でのオンライン学習は昨年度同様に5月から行っています。昨年度は施設が使用できず7月以降に開講した外国語講座は、計画どおり5月以降順次対面式で開講しています。
2021年5月22日(土)午後に行われた2つの活動を紹介します。
1 翻訳学習会
「広報あびこ」記載記事の英訳、市や他団体などからの依頼、AIRAホームページの英訳等を行うため、翻訳技術向上を図る学習会を2名の外国人講師の指導を受けて開催しています。2020年度は4回の実施になりましたが、今年度は計画通り6回開催する予定です。
学習会は、事前に日本経済新聞のコラムから課題が選ばれ各自で試訳を作成し提出します。当日参加者(学習者)がそれぞれ発表し、講師の指導を受けます。
この日は、グレッグ・リーチさんのアドバイスを受け、コラム「あすへの話題」から田中優子法政大学総長の“アンコンシャス・バイアス”についての記事の英訳文の学習を行っていました。
2 ドイツ度講座
2019年度まではサロン形式による「ドイツ語サロン」でドイツ語の学習を行ってきました。2020年度から「ドイツ語講座(初中級クラス)」として始まりました。講師はビリック・エヴァ(BILIK EVA)さん、ドイツ系ハンガリー人ですが、小学1年からドイツ語を学び、2002年に来日しています。日本語も堪能で、先ごろ、スイス人作家アドルフ・ムシュク氏の「フクシマへの帰郷」の日本語への翻訳を担当しました。
この日は、教室の窓・出入口を開け換気を行い、ソーシャルディスタンスが取られ他会場で、授業はテキストを使用し、ドイツ語を用いて進められていました。