AIRA主催の市民と在住外国人との交流及び友好促進を目的とする「あびこ国際交流まつり」に、学生7名が参加しまつりの企画運営に携わります。AIRA設立の目的や役割・事業内容を理解してもらうために懇談会を開きました。(№21-9)
日 時:2021年9月1日(水) 10:00~11:40
場 所:あびこ市民プラザ 第1会議室 (Zoom併用)
参加者:学生:中央学院大学現代教養学部(佐藤・布施・相澤・早坂)
AIRA:役員8名・坂詰
AIRAでは、大学からの依頼により「国際ボランティア活動」の参加を受け入れています。これは、近年の社会のグローバル化の進展により、大学では学生が授業の一環として地域のボランティア活動に参加し、地域社会への関心を深めるとともに社会貢献・まちづくり等の経験や能力を学ぶためです。今年度は、中央学院大学と千葉大学から7名の依頼がありました。
7名の学生は、7月から「あびこ国際交流まつり」の実行委員として参加し、外国人との交流事業の企画に関わっています。
コロナ禍の中でAIRAの行う事業の開催も制約されています。11月に開催予定の外国人との交流などを目的とする国際交流まつり運営に当たり、事業の説明やボランティア活動について理解を深めてもらうために、説明する場を設けました。
座談会は、早坂交流部会長の進行で進み、副会長及び各部会長がAIRAの事業等について説明をし、懇談しました。主な内容は、次のとおりです。
1 AIRA設立の経緯、我孫子市で果たしている役割・重要性、ボランティア会員による活動(まつり・日本語教室・通訳・文化講座 等)と各部会の運営内容
2 役員のAIRAで活動する契機とモチベーションについて
3 学生の参加理由とボランティア経験の有無 など
それぞれの役員のAIRAで活動に参加した契機は、異なります。AIRA支援団体から派遣された、AIRAの外国語講座を受講している時や日本語教室のボランティア活動をしている時に誘われた、海外駐在経験や海外旅行中の経験を活かす 等様々でした。最初は人から誘われて活動に参加していますが、徐々に社会に役立ちたい、自分の経験を活かしたい、余暇の時間を活動に活かしたい、などの気持ちが出て活動の源になっている様です。
学生達は、小学校からボランティア体験をしている方が多く、「活動が楽しそうだ」「相手の話に耳を傾けることや相手の立場になって考えることの大切さを感じた」「広い視野で物事を見られるようになった」など、と参加した経験の感想を述べていました。今回は大学から進められて活動に参加されていますが、今後も何らかの形でボランティア活動をしたいと関心を示していました。
国際交流と言うと「外国語が話せない」等の語学力が参加への障害になっています。学生の一人は、「自分が経験したことがない、考えたことがないことと巡り合う小さな経験を続けたい」と述べていました。この異なることへ興味を持つことが、異文化理解・国際交流に繋がる最初の一歩になるのではないかと思いました。