前回2020年度に中止になった「あびこ国際交流まつり」が、コロナ禍の中で感染症対策をとり開催されました。(No.21-14)
開催日:2021年11月28日(日)
開催時間:ギャラリー・・・10:00~
ホール・・・14:00~16:00
場 所:あびこ市民プラザ ギャラリー及び多目的ホール
前年は、2020年春からの新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府の緊急事態宣言の発出があり、人々の行動や施設の使用が制限を受けました。その為、人々の集まる催しはほぼ中止になり、AIRAでも予定していた行事は全て中止になっています。
今年度2021年度はコロナ禍ではありますが、人々のコロナ対策が取られ、同時にワクチンの接種が進んだこともあり、開催しました。
コロナ禍であり、まつりは、人々を集めないで市民と外国人の交流を図るという相反する条件のもとでの開催です。
10時にギャラリーがオープンしました。韓国語・ドイツ語・フランス語の各外国語講座及び日本語教室並びに台湾茶・面塑人形・肉まんの各作成チームはブースを設けて、ポスター、絵、動画などを用いてを各々の紹介を行っていました。日本語教室では日本語教室で使用している教材や日頃の活動の紹介などを行っていました。
・ホールは、14時から始まりました。
今年は、AIRA設立30周年であることから、「我孫子市国際交流協会設立30周年記念式典」が13時から14時までホールにて開催されました。その為、まつりは14時からの開催です。
タジキスタン出身のグルルフソル・サファロヴァ Gulrukhsor Safarova さんの開会宣言に続き、司会進行は、まつり実行委員長でもある村越さん及び中央学院大学生の佐藤(香)さんが行いました。
ホールでは、すべて動画を放映し、出身国の料理・文化の紹介、日本語教室の紹介、外国語講座のうちのドイツ語はドイツ案内や学習内容の紹介、韓国語は韓国の紹介を行いました。また、中央学院大学生による中国語講座の先生をインタビューして日中文化比較を行っています。
ホールでの発表は全てZoomで同時配信され、20名の方が視聴していました。
16時20分、予定時間を超えてすべての動画発表が終わり、まつりは閉会しました。
・ホールの発表で用いられた動画は一部を除き後日YouTubeで配信されていますので、当日見られなかった方などは、ご覧ください。Youtube
<まつり開催裏話>
例年、まつり開催の準備は6月から実行委員会を立ち上げて始まります。しかし、今年度はコロナウイルス対策に有効なワクチン接種の進み具合を勘案して、7月16日になり第1回のまつり実行委員会は開催されました。折からコロナ感染者が急増してきたため、開催が危ぶまれました。8月に入り、「感染症対策をとり開催する」ことを決め、まつり開催の準備が始まりました。「密を避ける」方針のもとに、映像を用いた発表形式をとることになり、動画作成という経験のない課題を抱えた中で実行委員を始め会員の方が準備を始めました。
実行委員会は、通常各活動グループの代表から構成されます。今回は、まつり開催の3カ月前からの準備で、未経験で知識もない撮影から編集作業、しかも人手も足りない状況での作業になりました。折よく千葉大学及び中央学院大学の学生がボランティア体験授業の一環として加わりました。
以後、若者の知恵と行動力を得て、更に、日本語教室のボランティアと受講生の試行錯誤を繰り返しながらの努力によって、動画作成は加速的に進み無事まつり開催日に間に合いました。今年度のまつりは、AIRAの秘めた人材とチームワーク、そして若者の力が結集した成果でした。