202205201 AIRAでは、東葛地区の国際交流団体と交流を図り、他協会の国際交流事業を参考にしてAIRAの活動に役立てています。二年間にわたるコロナ禍で活動が滞っている反面、工夫を凝らした新たな活動も始まっています。2022年度の連絡協議会での会議の内容を紹介します。(NO.22-4)
日 時:2022年5月20日(金) 13:30~15:40
場 所:流山市生涯学習センター A101会議室
出席した協会:我孫子市AIRA、柏市KIRA、野田市NIA、松戸市MIEA及び流山市NIFA
 
 今年度の幹事協会は、流山市国際交流協会です。流山市の中橋さんの司会で会議は行われました。
 議題は、2021年度の会計報告、2022年度の役員選任、各協会の2021年度の活動報告及び2022年の活動計画、外国語講座と日本語教室の活動状況及びウクライナ関連の活動状況についての情報交換です。
1 2021年度の活動
 各協会ともコロナ禍の影響を受けて集客を伴うイベントの多くは中止しています。しかし、徐々に平常に戻りつつあります。
・ 柏市KIRA(国際交流フェスタ)、我孫子市AIRA(国際交流まつり)では、三密対策を講じ、またオンラインで動画配信を取り入れて実施していました。
・ 松戸市MIEAではまつりは中止しましたが、国際文化祭及び国際交流パーティーは実施していました。
・ 流山市NIFAでは昨年中止した「創立30周年・NPO化10周年記念式典」を広い会場に変更し参加者を制限して開催していました。
2 スピーチコンテスト
 スピーチコンテストは、無観客・オンライン視聴等工夫して行っていました。
・ 柏市KIRAでは、「日本語スピーチコンテスト」をオンライン視聴を取り入れて実施していました。
・ 松戸市MIEAでは、「日本語スピーチコンテスト」を無観客・事前収録・YouTube配信で実施していました。また「高校生英語スピーチコンテスト」は無観客で実施していました。しかし、「英語スピーチコンテスト」は中止です。
・ 流山市NIFAは「日本語スピーチ発表会」を小規模で実施、我孫子市AIRAは中止です。
3 外国語講座・日本語教室
・ 外国語講座は、各協会とも受講生の減少が見られ、講座を中止した協会もありました。開催した講座では対面式が多い中、柏市KIRA及び流山市NIFAではオンラインで実施していました。
・ 日本語教室は、各協会ともオンライン授業を取り入れていますが、野田市NIA及び松戸市MIEAでは対面でも実施していました。
4 国際交流・海外派遣
 姉妹都市派遣等の国際交流は、各協会ともホームステイや交流を中止していますが、 柏市KIRAではオンラインで実施していました。
 また、松戸市MIEAでは、青少年の姉妹都市・海外派遣は中止し、代わりに国内研修として3泊4日でイギリス文化の学習を目的とした「ブリティシュヒルズで学ぶ異文化体験」(福島県)を行っていました。
5 その他
各協会で行った国際交流事業の主なものは、次の通りです。
・ 柏市KIRA:フードバンク、交流ウオーキング(柏の葉)、ミニ講演会「フレンドシップタイム」
・ 流山市NIFA:文化講座(ラテンダンス体験会・フランスの歌講習会)、小学校での「オランダ教室」
・ 野田市NIA:小学校での国際理解教育
・ 松戸市MIEA:世界巡り(K-popダンス体験・フランス家庭料理教室・オーストラリア多文化紹介・野田さんぽ・日本文化陶芸にトライ等)、ワンdayトリップ(箱根)。また、2021年度から介護に関わる基礎的な言葉を学ぶ「介護のやさしい日本語教室」を始めていました。
6 ウクライナ関連の活動では、募金募集等の支援(KIRA、MIEA、NIFA、AIRA)の他、柏市KIRAでは、避難民にロシア語・ウクライナ語のできる人などの「ウクライナ支援ボランティア」を募集して、通訳や生活等の支援を行っています。我孫子市AIRAではロシア語同好会の設立準備を行っています。
 コロナ禍で国際交流事業が停滞している中で各協会では、2022年度の活動計画は従来の活動に加え、例えば「災害時多言語支援センター」の設立準備(柏市KIRA)、日本人と外国人の大学生の交流サークルを支援(松戸市MIEA)など新たな活動を模索した活動がありました。前に進もうとする各協会の国際交流に対する熱意を感じる会議でした。
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